忙しいワーママが家事で悩む理由
フルタイムで働きながら子育てと家事をこなすワーママの毎日は、分刻みのスケジュールで動いています。
朝は子どもを起こし、朝ごはんを食べさせ、着替えさせながら自分も身支度。保育園や学校に送り届け、バタバタと出勤。仕事中も「帰ったらあれをしないと…」と頭の片隅で家事のことがよぎります。
そして仕事が終われば、すぐに夕食の準備。ご飯を食べさせ、お風呂に入れ、寝かしつけが終わったころには21時を回っていることも珍しくありません。そこから洗濯や片付けをしていると、自分の時間はほとんどゼロ。
「少しでも早く終わらせたい!」「もっとラクにできる方法はないかな」と感じる瞬間は、毎日のように訪れます。そんなときこそ、ちょっとした工夫や便利な家電、時短レシピを取り入れることで、生活がぐっとラクになります。
今回は、仕事・育児・家事を両立しているワーママが、今日から試せる家事時短アイデアを【ごはん】【洗濯】【掃除】【メンタル】の4つの視点からご紹介します。
【ごはん編】仕事帰りでもラクに作れる工夫
毎日の晩ごはん作りは「時間がないけどそこそこのもんは作らなきゃ!」というプレッシャーを感じるママも多いのではないでしょうか。仕事や家事、子どものお世話で一日があっという間に過ぎていく中、少しでも負担を減らせる方法ご紹介します。
1.作り置きや冷凍ストックを活用する
平日の夕食をラクにするためには、「下ごしらえの先取り」がカギ。週末に野菜やお肉をまとめて下ごしらえしておくと、帰宅後の作業がグッと減ります。
おすすめの作り置き例
- 野菜は洗って切り、保存袋に入れて冷蔵or冷凍
- 鶏肉は下味(醤油+みりん、塩麹など)をつけて冷凍し、あとは焼くだけ
- カレーや煮物は多めに作って小分け冷凍すれば、あとは温めるだけ
- ごはんは炊いたら1食分ずつラップに包んで冷凍庫へ。あったかいまま冷凍すると、レンジで解凍するだけで炊き立てのような味わいに
- ミートソースやひき肉の甘辛炒めも冷凍OK。パスタや丼ものにアレンジ可能
冷凍のコツは「平らに薄く伸ばして急速冷凍」すること。解凍時間が短くなり、味や食感も落ちにくくなります。
2.15分以内で作れる簡単レシピを常備する
15分以内でパパッと作れる簡単レシピを集めました。使う食材も作り方もシンプル。それでいて、家族みんなが喜ぶものを選んでみました。お肉とお魚、両方のレシピをピックアップしましたので、ぜひ気分や冷蔵庫の状況に合わせて選んでくださいね。肉料理2品+魚料理2品の時短レシピをローテーションに入れると、栄養バランスも良くなりますよ。
肉料理
フライパン一つで!とろふわ親子丼(約15分)
出典|デリッシュキッチン フライパン一つで!とろふわ親子丼
仕事や保育園のお迎えで疲れ果てた日には、丼ものが強い味方。中でも親子丼は、卵と鶏肉でタンパク質がしっかり取れる上、子どもから大人まで大人気のメニューです。
丼にすることで洗い物も少なく済むので、忙しい平日にもピッタリ。お味噌汁や野菜の副菜を添えれば栄養バランスも整います。
ちぎって炒めるだけ! キャベツとごろっとひき肉の味噌炒め(約10分)
出典|デリッシュキッチン ちぎって炒めるだけ!キャベツとごろっとひき肉の味噌炒め
キャベツをちぎってひき肉と炒めるだけなので包丁要らず。味噌のコクと豚ひき肉の旨みが合わさって、ご飯がどんどん進みます。冷蔵庫に余りがちなキャベツをたっぷり消費できるのも魅力。ご飯にのせて丼にしたり、お弁当のおかずにもまわせる、大助かりな時短レシピです。
魚料理
簡単!鮭の味噌マヨレンジ蒸し(約10分)
出典|クラシル 簡単!鮭の味噌マヨレンジ蒸し
耐熱容器に鮭ときのこを並べ、味噌マヨをかけてレンジ加熱。火を使わないので簡単&後片付けもらくちん!下に玉ねぎやキャベツを敷くアレンジも味が染みておいしいので、ぜひ試してみてください。
サバ缶で簡単 みぞれ煮(10分)
出典|クラシル サバ缶で簡単 みぞれ煮
サバ缶を使うことで、下ごしらえの手間が省けて魚料理のハードルが一気に下がるレシピ。栄養面でも優秀なサバですが、子どもに食べさせるには骨が気になる…というときにも缶詰なら骨まで柔らかく仕上がるので安心です。
【洗濯編】畳まない収納でラクをする方法
1.夜タイマーセットで朝には干せる状態に
ワーママにとって朝の時間はまさに戦場。朝ごはんの用意、子どもの準備、自分の身支度…その中で洗濯までやっていたら、あっという間に出発時間が来てしまいますよね。そこでおすすめなのが「夜の仕込み」です。
お風呂上がりにそのまま洗濯機に衣類を投入し、タイマー予約をセットしておきましょう。朝起きた時には洗濯が完了しているので、すぐに干すだけでOK。しかも、朝の空気は湿度が低いので乾きやすいというメリットもあります。
さらに余裕があれば、夜のうちに部屋干しまで済ませてしまうと翌朝が格段にラクになります。夜の仕込みを習慣化するだけで、朝のバタバタから一つ解放されますよ。
2. 畳まない収納で時短
洗濯物を一枚ずつきれいに畳むのは時間も手間もかかりますよね。そこでおすすめなのが「畳まない収納」です。
下着や靴下、子どもの服などは、家族ごとにボックスやカゴを用意してそのままポイっと入れるだけでOK。多少シワになっても気にならない衣類は、この方法でぐっと時短になります。子どもも自分のボックスから取り出すだけなので、着替えや支度がスムーズになりますよ。
完璧に畳むことにこだわらず「生活がラクになる収納」を意識すると、毎日の洗濯の負担が軽くなります。
【掃除編】短時間でキレイを保つ方法
1. 1日5分のながら掃除
- 歯磨き中に洗面台をサッと拭く
- お風呂上がりに床を軽くこする
- 子どもが遊んでいる間にテーブルを拭く
こうした「ついで掃除」を積み重ねることで、大掃除が不要なレベルをキープできます。スマホのメモ機能に「ながら掃除リスト」を作っておくと、スキマ時間で何をするか迷いません。
2. 家電や便利グッズに頼る
- ロボット掃除機で床掃除を自動化
- コードレス掃除機で気づいた時にサッと吸う
- 100均収納グッズで物の定位置を作る
ロボット掃除機はスケジュール設定機能を使うとさらに効率的。外出中に掃除が終わっていると、帰宅時の気分が全然違います。
【メンタル編】無理せず続けるコツ
- 「今日は60点でOK」と考える
- 家事アプリでタスクを可視化
- 1週間分の献立をまとめて決める
- 完了チェックで達成感を得る
「60点OK」の基準を家族で共有しておくと、「今日は掃除はなし」「洗濯は明日に回す」など判断がしやすくなります。
家事アプリは無料でも使えるものが多く、共有機能を使えば夫婦や子どもと分担もしやすくなりおすすめです。
まとめ
毎日の家事は「やらなきゃいけない」と思うだけで気持ちが重くなりがちですが、少し工夫するだけで負担をぐっと減らすことができます。今回ご紹介した時短アイデアは、どれも今日からすぐに取り入れられるものばかり。完璧を目指す必要はなく、自分や家族のライフスタイルに合った方法を少しずつ試していくのがおすすめです。
例えば、夜のうちに洗濯機をタイマー予約しておけば、朝は干すだけ。料理も冷凍ストックや下味冷凍を活用することで「今日は何作ろう?」という悩みが減ります。収納も「畳まない」などシンプルなルールに変えるだけで、驚くほど時間が生まれますよ。
「忙しいからこそ工夫して楽しむ」――これがワーママの家事をラクにする秘訣です。時短アイデアを取り入れて、浮いた時間を子どもと遊ぶ時間や自分のリフレッシュに充てられたら、毎日の充実度も大きく変わります。
家事は一人で抱え込むものではなく、家族とシェアしたり、便利なアイテムに頼ったりして良いんです。あなたの暮らしに合う工夫を見つけて、もっと軽やかな毎日を過ごしてくださいね!
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